小浜島の近くの離島の秘密のお祭りにて 第2章 第1話

皆さん!!こんにちは!小浜島のヒロサ~です。

以前、沖縄の秘密のお祭りで釣りをして僕にとって大事件が
勃発したブログを書きましたが、今回はそれの第2章です。

具体的には、以前書いたブログの1年後に再び、この秘密のお祭り
に参加してきたことを書きます。

前回に増して、僕の身に大事件が勃発しまくりました。

このブログを見れば、沖縄の離島の魅力や離島生活の雰囲気を
笑いながら感じられると思います。


ヒロサ~
ヒロサ~

離島好きの方や移住を検討している方には最高の記事だと
思うよ~、笑いたい方も見てね~

しかし!当ブログはあくまで第2章なので、第1章から見ることを強くおススメします。
第2章から見るなんて順番が逆!逆!ですよ!


まるで



先に包帯を巻いて
その部分に怪我をしに行く




みたいなもんです。



前回のオチをいきなり書いてしまっているので、第1章から見るんですよ!
そうしないと第1章で笑えなくなってしまうので
本当にそこだけは宜しくお願い致しますよ!

以下リンクです。

さて、第1章をご覧になりましたら、準備は整いました。

始めましょう!









・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

子供の頃から夏休みが大好きでした。
そのせいかこの夏の時期が来ると毎日汗だくになりながら
心から「嬉しい気持ち」や「ワクワクする気持ち」に包まれています。

そして、そんな中今年も、小浜島近くの離島のお祭りに遊びに行くことに
しました。

今年は、仕事の関係で行けるかなぁなんて思っていましたが
今年の僕は昨年と違いチャンピオンとしての称号を胸に島に赴く必要が
あると、ある種の責任感を抱えています。

相撲の横綱はもう挑戦者になることは出来ません。常に挑戦され、勝つことに「責任」が生じているのです。

その気持ちが痛いほどわかります。

前回の覇者しか、今回2連覇という偉業を成すことは出来ないのです。

そう、つまり世界中で僕だけなのです。


大谷翔平でも木村拓哉でもジョンレノンでも無理なのです。

今回は友人の海人の船でその離島に向かうことにしました。

チャーター。

まさに、今の僕にはふさわしい島への行き方でしょう。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_4246-800x600.jpg


島には思いの他、早くついてしまいそうだったので、その付近を
友人とスノーケルをしました。

離島の海はやはりすごいです。綺麗の中に身を包まれる感覚に陥ります。
これを夢見心地と言うのかもしれません。

友人も「こりゃ綺麗だねー!」と僕をみてニカっと笑います。
そしてイベントの時間が近づいたので島に上陸しました。


お昼ご飯は、食堂があいているかわからなかったので港付近で
持参したカップラーメンを食べました。

「俺はイベントは参加しないや~。この辺で漁場があるかもしれないから
ちょっと探ってくる。ヒロサ~はどうする?多分釣りよりこっちの方が
楽しいぜ?」


画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_4269-800x1067.jpg




と言ってきます。

確かにこんな綺麗な海は滅多に見られないな・・・・・

心が揺れます。

天からのメッセージが舞い降ります。


「え?泳ぐの?釣りで2連覇はどうするの?今その権利を持っているのは
世界で君だけなんだよ?」

でも・・・・・綺麗だったんだよな海・・・・・この辺りを貸切で泳ぎ放題なんてこの先人生で
訪れるかな?

一方、陸から釣り?・・・・・・別にいつでも出来るんじゃね?

今度は友人の声が僕に届きます。


「竜宮城みたいに綺麗だったよね!行こうぜ!」

チャンピオンか竜宮城かチャンピオンか竜宮城かチャンピオンか竜宮城か・・・・・

しかし、すぐに答えを出さなくてはいけません。

「・・・・・人生は楽しいと思った方向へ行けという格言があるが間違っていることも
あるんだな」

と呟き竜宮城を闇に葬り釣りをする決心をしました。

僕のことを待っている人がいる可能性もあります。

友人と別れて1人で昨年と同じ場所の大会本部へと歩いて行きました。
受付してくれた方は昨年とは全然違う方でした。

言わなくても良かったのですが
名刺代わりに「去年優勝したんですよ」ということを告げました。


「本当ですか?すごいですね!!!」

狙い通りのリアクションに、そうだろう、すごいだろうへへんと言う気持ちになります。

「私の小学生の息子もさっきエントリーしたんですよぉ、釣れるといいなぁ」

「小学生ですか?へー。」
などと答えましたが心の中では、

え?エントリーする方いるの?

という気持ちになります。

2年連続の不戦勝を心より祈っていた自分を恥じます。

ライバルがいることに喜びを感じなくてはいけないのです。
(小学生だけど)

エントリーを済ましたので、友人の船に荷物を取りに戻ることに
しまいた。

あれ?少年が釣りをしているな。

あれが参加者なのかな?どうみても1年生か2年生だ。
しかも、使っている釣り具はどうみてもおもちゃみたいな
代物じゃないか。

これは楽勝ムードが漂います。

友人の船に着いたので荷物の選定を行います。

釣り道具一式、カバンの中は汗をかきまくってしまった時用に着替えやタオル
そして何より忘れてはいけないのがクーラーボックスです。

釣れた魚をそこにキープしなくてはいけません。
氷をガシガシとたっぷり詰め込みました。

さあ、戦場に行く準備が整いました。
右手に竿をもち、左手にクーラーボックスという
いかにも釣り人みたいな恰好で島を闊歩します。

ポイントは島に無数にあるのでしょうが
去年マダラエソを釣り上げた思い出の場所に足を
運ばせました。

そこしかポイントを知らない、というのもありますし
何より

とりあえずマダラエソでもいいから1匹釣っておきたい、という理由からです。



昨年の覇者



ポイントに近づき、これから始まる戦いに自分を鼓舞している時でした。




上空から異音がしてきました・・・・・

ゴロゴロ・・・・・・

え?

ゴゴロゴロ・・・・・・・

え?え?


ゴロゴロゴロゴロ・・・・・・・・・・・


か・み・な・りだー!!!!!!!!



と思った瞬間、まさに豪雨。地面が割れるのではないかというほどの豪雨が
降ると言うか落ちてきます。


この夏は竹富町全体で水不足に陥り、節水を呼び掛ける
放送が毎日のようにあります。

小浜島でも数十年ぶりに雨ごいの儀式が行われました。


神様ありがとう!!!願いを叶えてくれて!!!!



しかし、釣りどころではありません。

むしろどこかに隠れないと、わが身に危機がせまっていると
思えるほどです。


どこが安全なんだ!!!

よっしゃ!あった!
と、森に入り茂みに身を隠し木の下で待機することにしました。

ここなら濡れません。

安堵の気持ちが湧きました。

でも学校の先生から習った一言が
数十年ぶりに目の前に現れます。


「木の下が一番危険なんです。雷の時は。」









うおーーーーーーーーーーーーー!!!!!!





涙が後ろに流れるほどのダッシュし防波堤にたどり着きます。


しかし、リュックの中の着替えタオル、そしてポケットにつっこんである
Iphone,がこのままではずぶ濡れです。

僕のi phoneは悲しいことにまだ防水機能が備わっていませんでした。

せめて着替えとiphoneだけは死守したい。

しかし隠すところも埋める所も防波堤の上には何もありません。

周りを見渡してもダメなものはダメです。

雨のせいで、色々な思考がストップしています。

どうしよう!とにかく早く隠さなければ!!!早く!!!

・・・・あっ・・・・・・・

涙をぬぐう為に左手を持ち上げた時に濡れそうな荷物を隠すところを発見しました。


一番最高の絶対ぬれない隠し場所は僕の左手にありました。


クーラーボックスです。



最強の防水機能を備えています。


しかし。皆さんご存知、クーラーボックスには魚が釣れた時用に
氷が沢山入っています。


一瞬
「魚が釣れたらどうするのだ!!!?ボックスに入れなかったら腐るぞ!!」
と・・・・・・迷いましたが、

頭の中で


「どうせ釣れねーよ」

と響いてきます。



一瞬のためらいがありましたが・・・・



どしゃ―!と氷を全て捨てました。



そしてリュックの荷物をクーラーボックスに詰めました。
iphoneもしまいました。

フタをパチンと締め、一件落着です。

しかし、降り続く雨はもう釣りなどしている場合ではない帰りたいという気持ちに
させます。

「ちょいちょいちょいちょい!!2連覇しないと!」

いやいや、一回戻って雨宿りしよーぜ。

「 ちょいちょいちょいちょい!!2連覇しないと!!!!」

雷は豪雨の音で気が付きませんでしたがいつのまにか
収まっていました。

しかし、それにも増して雨の地面を叩きつける音は
雷の音を超えているかのようです。

しかし、着替えとiphoneをどうにかしなくては、という1個悩み事が
消えたら、悩みの奥の希望に気が付くことが出来ました。


どうせ、もうこれ以上濡れることは無い。



心頭滅却すれば火もまた涼しです。

雨すら気持ちよく感じ始めました。

「希望」はそこにとどまり釣りをするという「意思」に繋がりました。

なにより最低な妄想が頭によぎります。




「これで小学生は帰ったな。」





一匹釣ったら優勝する可能性が濃厚になりました。

第2章 その1

~完~

全部で、その4まであります。

第2話


https://kohamajimablog.com/summerfestival2-2/

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