小浜島でシロアリ駆除を自分でした話。

シロアリの蟻道について

このシロアリはどこからやってきているのだろう。本棚の裏を覗いてみると
土で出来たような線がある。

シロアリの通り道なのは、誰がどう見ても明らかだ。

この蟻の道は、「蟻道」(ぎどう)と言うようだ。

調べるとこの蟻道はシロアリが食べた木材のカスとか糞とかで出来ていて
中はトンネルのようになっていて、敵、光、乾燥から身を守る役割があるようだ。

シロアリは臆病な生き物で外に姿をほぼ現さなく、紫外線も嫌がるほどとのこと。


誰かに似てないか?

・・・・・・・・・

・・・・・・・・・

鈴木その子だ!






つまり、あの白さは美白なのだ。

美白を保つために、いや、違うわ、紫外線や外敵から身を守る為に
表舞台には姿を現さないものだから、人間はシロアリの被害に気が付くことなく
どんどん進行していくのだろう。

僕は、たまたま岡本太郎(本)を喰われていたから発見できたが
これが、畳の下だったり、壁の中の耐熱材や防音材だった時は、もっと発見が
遅れていたのは間違いない。

そういえば黒アリも蟻道あったよなーと思って特徴を調べるが
シロアリのとは全然違う。黒アリのは粒が集まっていて触るとボロボロっとなる。
しかしシロアリのはちょと触ってみるとなかなかカチカチだ。

なので蟻道が家の外や中で発見された時は、
その蟻道を少し触ってみるとシロアリか黒アリかがわかる。

そして調べたこと+経験上において
蟻道の最も重要なことを書く。

蟻道を発見したら絶対に全て壊してはいけない。

これだけは絶対にしてはならないのだ。

ダイエット中に、ぷーさんのごとく

壺からハチミツをなめる位

絶対にやってはならない。

Honey, Underwater, Photomanipulation, The Jar Of Honey

全部壊してしまったら大ピンチだ。

甲子園決勝で

9回裏2ストライク、ランナー無し、





バッター俺(野球経験無、あがり症)くらい大分ピンチだ。

何故壊してはいけないかと言うと。



全ての蟻道は巣に繋がっているからだ。

これだけは絶対に間違いない。巣に通じてない蟻道なんて絶対にない。

全ての道はローマに通ずなんて古い。古すぎるし間違ってる。

現に我々日本の道は絶対にローマに通じてない。
ましてや小浜島の道なんて、どこにも通じていない。

しかし、全ての蟻道は巣に通ずなのだ。

蟻道をたどってみていくと必然的に最後の標的の女王蟻の住む巣に繋がっている。

ラスボスに繋がる大事な大事な道なのだ。壊してしまったら業者さんを呼んでも
巣の特定は非常に困難になる。

なので、蟻道を発見したら使われているか使われていないかチェックだけしよう。

ちなみに、僕の家のシロアリは蟻道をすこーし壊した位だと、
あっという間に集まってきて蟻道を完璧に修復した。

本当にあっという間だ。

ただ、シロアリが蟻道が壊れたことに気が付かずなのか、
数日たってから直っていることもあったので
その蟻道がシロアリの物で現在も使われているか判断するには
少し壊してみて翌日に確認するのも良いかもしれない。

直っていたらシロアリが使っている証拠だ。

巣や行動範囲の特定

Magnifying, Glass, Detective, Looking, Lens, Proof

それでは、この目の前の蟻道をたどって家屋への侵入経路や
巣の場所の特定を行っていこう。

巣の特定に関しては状況によりかなり難易度が高いのではないかと思う。

蟻道を全て把握することで巣の特定にぐっと近づくわけだが
家によっては床下に入れなかったりするからだ。

僕の家は、床下に入ることは出来ない。しかし、僕の家は大多数の家とは異なる
ある利点がある。

それは、床の木を外すことが出来るということだ。

なので、被害場所から少し離れた板を外して頭をつっこみ中から
ヘッドライトで蟻道がどのように通っているのか探ることが出来た。

家によってはどこかに床下をチェック出来る穴とかがあって
そこから床下に潜るなどして探ることになるのだと思う。

床下に入ることは危険がかなり伴う気もする。
トラブル発生して、出られなくなってしまったり、カビにやられたり・・・・・

ちょっとでもリスキーな場合は床下の調査はプロに任せた方が良いと思う。

(しかし安心して欲しい。一部の蟻道のみしか発見できず
巣がどこかわからなくても、まだ自分で戦うということは出来る。)

ちなみに、雨漏りをしてほっておいたからシロアリが出現してしまったのでは
と先述したが、雨漏り箇所の床の木は腐ってしまってもう外している。

外したというか、腐ったので捨てた。水は木の養分になるはずだが



どうしたのだと言うのだろうか。




腐っちゃった。

床板を腐らした所の下にあるコンクリートはまだ雨漏りしているので湿っており、そこにも
ばっちり蟻道、というか、もはや土が盛りに盛られていた。

しかも雨漏り箇所に敷いていた新聞を少し壊して中を見るとそこにも沢山いた。
家を守る為に敷き詰めた新聞は、シロアリの最高の通り道となっていたのだ。

良かれと思ってやった行動が見事に逆効果だ。

崖っぷちの友達を助けに行ったらつまづいて、友人をがけ下に突き飛ばして
しまうようなものだ。

自分の馬鹿さに頭を抱える。

金八先生なら確実に僕を




「ばかちん」





と呼ぶだろう。

この雨漏り箇所にある蟻道と、本棚までは距離にして3メートルという所だ。

目の前のシロアリがイエシロアリならメインの巣が土中にあるので
雨漏り箇所、本棚と二か所を巣からアプローチしていることになる。

一方、ヤマトシロアリなら被害箇所を巣にすることが多いので
この二か所が巣になっている可能性もある為、ここで詮索を止めても
良いのかもしれない。

しかし、僕はシロアリの見分けがつけていない。

なので蟻道を可能な限りの床板を外して被害箇所の全貌を
明らかにしないといけないと思った。

ああ・・・・・大変だ・・・・・・・・

床下を見るとコンクリートの割れ目に沿って蟻道が続いている。

そして、床板の下に組み立てている土台の木を登り床の板を這いながら
本棚へと進んでいた。

そして遂に巣に繋がる蟻道では?と思える、今までとは違う
太い蟻道を発見した。

それは、クーラーの排水パイプで家の内側の壁から外に繋がっている
場所だ・・・・

(これは、駆除成功後の写真。発見時はこのパイプの周りの隙間から蟻道が上に伸びていた)



あそこから来ているに違いない!

ほぼ確信できた。ちなみに、そのパイプの付け根の所に
手を伸ばして蟻道を少し壊してみると、今までの修復スピードがウソのような
スピードで蟻道を修復した。きっと大事な蟻道なのだ。

小浜島で言うシュガーロード位大事な道なのだ。

あのパイプの付け根に殺虫剤を死ぬほど(アリが死ぬほど、ではない僕が死ぬほど)
撒いて、シリコンか何かで塞いでしまって雨漏り箇所の蟻道もぶっ壊して殲滅させてしまえば
それで終了!となるかもしれない。

しかし、僕はそれをしなかった。

メインの巣がみつかったわけではないからだ。どこか他の場所、コンクリートの割れ目の下などに
実は巣がある可能性も捨てきれないからだ。

僕が狙うのは巣だ。





僕が狙うのは女王蟻だ

ブレてはいけない。

そうして家の蟻道の全貌を暴いた。

(しかし、結果的に言えば、蟻道を全て確認出来ていなくても
勝利出来ていた可能性が高い。

なので、床板をはがせない、床下に潜れない、などという方も希望を
捨てずにこのブログを読んで欲しい。

なんとなくのヒントはあると思う。)

シロアリの行動範囲は掴んだ。




あとは、どう、戦うかだ。

>>>次ページはシロアリ駆除におススメの殺虫剤について書かれています。

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