小浜島でシロアリ駆除を自分でした話。

罠を仕掛けた後の放置期間

放置期間と書いたが、「放置」しているわけではない。

罠のチェック、蟻道のチェック、嫁の機嫌取り等、やることは様々ある。

シロアリハンターの蓋を開けてのチェックは月に1回程度に
してほしいと説明書に書いてあったが・・・・

うーん、目の前の罠にシロアリがかかっているかすごーく気になる・・・・・

その誘惑度は半端ではない。

峰フジコくらい、半端ではない。

結果的に僕は藤原紀香(間違った、峰フジコだった)の誘惑には勝てずシロアリハンターを
数度チェックしてしまった。

しかし蟻道を壊したりしないようにそーっとそーっとだ。

食べてるかな?味に不満は無いかな?

この気持ちは、コース料理を作ったシェフがゲストの反応が気になるのと
一緒だと思う。

「シロアリハンターの毒盛、白い紙を少し濡らして」

というコース料理をしっかり食べてるか気になるのだ。

しかし、蓋を開けないでもシロアリが食べているかチェック出来る可能性が
あることに気が付く。

シロアリがシロアリハンターの中に入ったらその下部の穴、上部の穴すら、土で覆うのだ。
そこまでしてシロアリは外部との接触に気を遣う。

チェックした時に穴が土で塞がれていたらかなりの可能性で
シロアリが罠にかかっている可能性が高いと思う。

そして雨漏り付近のシロアリハンターは恐ろしい位の勢いで
みるみる内にシロアリハンターの穴が土で塞がれていった。

そーっとそーっと開けると、中には無数のシロアリが!

設置した初日にはもう、罠にひっかかったのだ。

これは・・・・いける!勝てるかもしれない、と思う。

勝利の予感に身を震わす。

コンクリートの割れ目の上に作られた蟻道のとこに置いたシロアリハンターは
1個だけ、誘引用の木を取らないで置いておいたが
あっという間に木を食べ中の白い紙に到達していた。

そして、雨漏り箇所には半透明のプラスチックの小物入れが転がっていて
これも放置していたのだが底をよく見るとシロアリがいるではないか。

半透明なのでこれなら、シロアリがどのように動いているのかが良くみたらわかる!!

↑実際にコンクリートに置かれたプラスチックの小物入れ

↓2枚が後日撮った小物入れ。こんな感じの物です。一番下の写真のように
底部が透けてみえるのでシロアリの動きがはっきりとわかる。

これはチャンスと、白い紙を湿らせて小物入れの下に
すべりこました。

ウソみたいなことがおきた。

ものすごい数のシロアリが群がってくる。

1枚をあっという間に食べたので、数枚をまた投入。また食べる。

しかも驚いたことに、投入した白い紙を全部食べるわけではない。
端っこだけ残して、それをプラスチックとコンクリートの隙間を
埋めて通り道にしており、通り道にした白い紙は絶対に食べない。
(上の写真で確認できる通りだ)

何も考えず、目の前の餌を食べちゃう家畜とは違うのだ

ちゃんと計算している。

しかも、誰一人(1匹)が裏切って食べるということも絶対にない。

いや、まじで頭良いとしか言いようが無い。

そして・・・・さらに驚くことがあった。

2回目に投入した白い紙があっという間に食べられたので
3回目の紙を投入したら・・・・・・




全然食べない・・・・・




見向きもしない・・・・・

いま流行りの1日2食生活なのか?




いやいやいやそんなわけはない。

警戒されたのか?

3回目に食べなかった理由は仮説もあまりたてられない状況だが、無理やり仮説を立てるとすると
「警戒した」としか言いようがない。

すごいなシロアリ。ちょっと感動すら覚える。

雨漏り箇所の残りの数個のシロアリハンターは下部や上部の穴が土でもられ
確実にシロアリが罠に入っていることが確信できたので、警戒させないように
蓋すら開けないようにした。

パイプ付近と本棚のシロアリハンターはどうなっているのか。

このパイプ付近が外の巣にながっていることが素人目で予想されているので
ここのシロアリハンターさえ、むしゃむしゃしてくれたら
被害も広がらず一番良い。

しかし、本棚の裏とパイプ付近は手が届かない上に良く見えないので
どうなっているのかがいまいちわからない。
シロアリハンターの穴はうっすら土が付着しているのでシロアリが入ったのか?という感じだった。

もう、信じて放置するしかない。

天才的な方法で本の後ろに挟んだ白い紙も、どうなっているのか
わからないしチェックする為には本をまた取り出さなくてはいけないので
これも信じて放置しておこうと思ったが・・・・・・

ふと、思い出す。

「スプレータイプのシロアリハンターを吹きかけてシロアリを吹っ飛ばしてしまった
本の後ろの箇所はどうなっているのだろう。」

これは見ておきたい。本当は放置した方が良いのだが
どうしてもどうしても気になる。

どきどきしながら本をそーっと取り出す。

あれ?あれ?

全くシロアリがいなくなってしまっている・・・・・・

ああ!最悪だ・・・・・・

そりゃそうだよな忌避性がないとはいえ、シロアリを吹っ飛ばしたんだもんな・・・・

そりゃ、もう来ないよな・・・・・

想像して欲しい。

あなたが友人、家族とレストランにでも行って入口まで
ついたら、中から人が吹っ飛んで出てきた時のことを・・・・・・

もう一回行きたいと思うだろうか?

否、思わない。

シロアリも全く一緒なのだと思う。

そしてこのシロアリが全くいなくなってことによって仮説が立てられる。

シロアリは一度警戒し撤退したとこには戻ってこない。

ああ、あそこは危険だけど餌がいっぱいあるから、もう一回行ってみよーっと
とは絶対にならないのだ。

僕はシロアリハンターのスプレーの使い方を完全に誤ったのだ。

シロアリが全くいなくなってしまったことに一種の恐怖を覚える。

スプレーしたのは本棚の左側だった。



本棚の右側は無事だろうか・・・・・・。

・・・・本棚自体を危険と考え本棚から完全撤退してしまっていたらどうしよう・・・・・

もうおしまいだ・・・・・・

おそるおそる右側の棚の本をそーっと取り出す。

数日前だったら絶対に言わないセリフをはきながら。









「シロアリよ、いてくれ!!!!!!!!!」





・・・・・・・



ヒョコっ ヒョコっ 

可愛い姿が目に入ってくる。

ああ良かった・・・!!!!!

まだここを餌場と思ってくれている。

ありがとう神様・・・・

いやー危なかった。

これを、本棚の蟻道の出入り口にもしやっていたとしたら、完全に本棚には見向きも
しなくなっていることだろう。

下手をすると、地中に潜り、家の他の場所からひょっこり現れて
何気ない顔でひょっこり食害スタート!となってしまったかもしれない。

いやー危なかった。

なので、このスプレーの使い方としては、やはりまだ被害にあってない床下に
まいて「予防」というのが一番かもしれない。

本達はもう生贄だ。仕方のないことだ。

明らかに偶然だろうが、沖縄のことや、昔の日本のこと、政治の事や辞書等の真面目な本ほど
食害にあっていた。

さて、ちょうどシロアリとの楽しい生活も3週間を過ぎた頃だった。

このころには僕はシロアリのことも




「シロちゃん」と呼び






妻に、ペットか!

とつっこみを受ける位




深い愛情を持って接していた。

(4歳の娘が持っている白い犬のぬいぐるみは、シロちゃんという
名前だったが、いつのまにか娘により

ミミちゃんと改名されていた・・・・)

本棚の本をそーっと取り出してみると・・・・明らかにシロちゃんが減っているではないか。

嬉しい反面、不安なことも頭によぎる。

どこかに行ってしまっているのか?それとも数が減ったのか?

しかし、シロちゃんはそこにいる。さきほど書いたがどこかに行ってしまったので
あれば、一匹残らずどこかに行ってしまうはずなので、数は減ってきているという
ことで心を落ち着かせた。多分、それは間違っては無い。

蟻道をすこーし壊してみても修復スピードが全く違う。


遅い、遅すぎる。

大丈夫かな、シロちゃん。

元気ないのかな?







お腹でも壊してないといいが・・・・

駆除成功!・・・・罠の検証

その時は訪れた

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そしてさらに数日後、ちょうどシロアリハンターを設置して結界を
はってから1か月後ほどたった。

その時は訪れた。

蟻道の中も

シロアリハンターの中も、

プラスチックの小物入れの底の部分も、

コンクリートの割れ目の中にも、

そして、本棚にも・・・・・・・
シロちゃんが全くいなくなってしまったのだ・・・・・

いない

いない

まじでいない

徹底的に、いない

いつでも探しているよ、どこかに君の姿を、向かいのホーム、桜木町で
こんなとこにいるはずもないのに・・・

山崎まさよしを久々口ずさんでもいないものはいない。

徹底的にいないのだ。

あれほどいたシロちゃんがマジで1匹もいない。

なんとか1匹位は見つからないのか・・・・・

と、あたりを見回し、きょろきょろしていると・・・・

あっ、、いた!1匹だけ、発見した。

しかし、それは数匹の黒アリにくわえられて
なすすべもなく引っ張られているシロちゃんの姿だった・・・・・・

シロちゃーーーーーーん!と


そばに駆け寄ってあげたい気持ち

ぐっとこらえる。

・・・・・終わったのだ・・・・・・・・

僕は、とうとう完全勝利を収めたのだ。

戦いは終わった。

食べられてしまった本と本棚と雨漏りでボロボロになった床を
背に勝利に感涙した。

もちろん、結界の外に新たな蟻道がはっているということもなかった。

結界もうまく機能してくれていたのだ。

40歳の初夏、僕はとうとう人生の目的をやり遂げたのだった。

>>>次ページではシロアリハンターをどこに設置したら良いのかについて書かれてます

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